実績紹介:バングラデシュ国民間セクター開発プログラム準備調査(産業育成・貿易投資促進)

元山 純一郎■ 受注先  国際協力機構(JICA)
■ 実施期間 2011年12月~2012年8月
■ 担当業務 バングラデシュ国における民間セクター開発に係る課題の抽出と開発プログラムの策定
■ 総括者名 元山 純一郎
■ 担当者名 元山 一郎、安井 哲雄 ほか3名

■ プロジェクト内容
  バングラデシュ国は、2004年以降縫製品・ニット製品の輸出や海外労働者送金の増加により、年率6%ペースでの経済発展が続いている。2010年度の産業部門別のGDP構成比はサービス産業が約50%、農林水産業が約20%、鉱工業は約30%であるが、そのうち製造業は約18%に止まっている。第6次5カ年計画では中間目標として2015年度の製造業の比率を20%超とすることが設定されている。
 しかし、「バ」国の貿易構造は縫製品の輸出が全輸出の80%を占め、その輸出先も欧米諸国市場に偏重しており輸出製品の多様化と輸出先の多角化が喫緊の課題となっている。投資面では投資環境改善に向けた電力・エネルギー供給、運輸・通信などのインフラ整備や、輸出加工区・経済特区を含む投資用地の整備や投資手続き・制度の整備、産業人材の育成、中長期融資へのアクセス改善などが課題となっている。かかる状況に鑑み、JICAは製造業を中心とした産業振興、輸出促進、輸出先の多角化や外国直接投資の拡大を通じた「バ」国の民間セクター開発に係る今後の支援における重点課題、重点産業分野、支援アプローチ等について体系的に整理・提言することを目的として本調査を実施した。
 本調査において元山は「産業分析I/産業・貿易政策」を担当し、同国の産業構造及び産業クラスター分析、優先10産業の選定と発展戦略の策定支援、産業開発及び貿易振興に係るASEAN諸国での工業化・海外直接投資勧誘政策の事例分析に基づく政策・制度分析、産業開発及び貿易振興支援機関の組織分析、産業横断的な支援ニーズの抽出・整理、これ等に係る日本政府ODA事業としての民間セクター開発のプログラム・パッケージの策定・提言等を行った。その過程で、選定された優先10産業の業界団体と協働し、SWOT分析やポジションニング分析等のツールを用い将来の発展戦略を策定した。
 同様に安井は「輸出競争力分析」を担当し、主要産業分析(一部)、中小企業振興政策、貿易・物流環境分析、輸出加工区・経済特区分析、主要産業輸出競争力分析、競争力強化のための課題分析等を実施した。

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