- ■ 受注先
- (独)国際協力機構(JICA)
- ■ 実施期間
- 2013年3月15日~2013年7月31日
- ■ 担当業務
- 産業分析、産業人材育成/生産性向上
- ■ 担当者名
- 大山祐史、宮武剛、張安徳、西田純
アフリカ諸国は2000年以降安定した成長を続けている。しかしその発展は、資源開発の進展や資源価格の高騰によるところが大きく、サブサハラ・アフリカの多くの国で、産業構造を転換し、資源依存からの脱却と第二次・三次産業の開発が重点政策となっている。本年6月に開催されたTICADⅤ(Tokyo International Conference on African Development)においても、成長のためのヒトづくりが大きなテーマの一つとなり、我が国の援助政策として、民間セクター開発およびその環境整備支援に注力するという方向性ができあがった。
本調査は、このような構想をJICA事業として形成するために、特に情報が不足している8カ国(南アフリカ共和国、ボツワナ、ナミビア、モザンビーク、ナイジェリア、カメルーン、ケニア、セネガル)を選定し、標題に関する調査を実施したものである。現地調査は、ナイジェリア、カメルーン、ケニア、セネガルの4カ国に対して2チームを派遣し同時進行的に実施された。相手国の産業政策主管官庁、雇用政策主管官庁をはじめ、官民の職業訓練機関やポテンシャルがあると想定される産業分野の事業者などを訪問し、収集した一次データをもとに現状とニーズの詳細を把握し、具体的な援助事業の提案に資する情報を整理・分析した。