- ■ 受注先
- (独)国際協力機構(JICA)
- ■ 実施期間
- 2012年11月~2013年8月
- ■ 担当業務
- 経営・カイゼン、保健医療
- ■ 担当者名
- 江崎 秀之、椎名 みづほ
日本の製造業界に起源をもつ「5S」や「KAIZEN」を、アフリカの病院が抱える課題の解決に用いる場合に設定すべき成果やプロセス、及び想定されるボトルネック、留意点等を検証する。
また、案件形成・モニタリング・評価のためのプロジェクト基本形モデルの形成を行う。この目的を達成するために、アフリカ各国で実施されている医療関連プロジェクトの資料や日本の病院の改善事例をレビューすると共に、アフリカ2カ国の医療施設を実際に訪問して、5SやKAIZENへの取組み状況を調査する。
■ プロジェクトを通して感じた事
本調査では、「アフリカ」の「公的」「医療施設」が調査対象だった。日頃、中小企業診断士として取り組んでいる「日本」の「民間」「企業」支援とは異なる部分が多く、当初は戸惑うこともあった。しかし、調査を進めるうちに、両者の間には共通する部分が多いのではないか、と考えるようになった。
訪問した病院は、ご多分に漏れず、ヒト・モノ・カネ・情報、の経営リソースが限られた状況にあった。そんな中で、スタッフ達は試行錯誤を重ねながらきれいな病院への変貌を目指しているす。これまでの成果を誇らしげに説明するスタッフ達のエネルギッシュな姿が印象的だった。