専門性を高め、柔軟に、新時代のビジネスを創造する
本年3月に株式会社ワールド・ビジネス・アソシエイツ(WBA)代表取締役社長に就任いたしました永吉和雄です。前社長の杉浦順同様によろしくお願い申し上げます。
ロシアによるウクライナ侵攻、その後の国際社会を巻き込んだ紛争の長期化は、食料、エネルギー等の価格高騰を招き、インフレが顕在化してきております。また、わが国周辺では北朝鮮による頻繁なミサイル発射実験が行われるなど、国際情勢は不確実性を増しています。世界的な規模でのサプライチェーンの変化も進んでおり、事業者の皆様にとって厳しい経営環境が続くものと考えております。そのような中、2020年初より3年以上にわたり世界経済に多大な影響を与えてきた新型コロナウィルス感染症(コロナ禍)については、ようやく収束の方向が見えてまいりました。国際間の人の移動も戻りつつあり、皆様におかれましても、新しい時代に向けた経営の方向を模索されていらっしゃるものと拝察いたします。
WBAは、国際的な事業の開発・創造に貢献することを目指す中小企業診断士(国際派診断士)が集まり2006年に立ち上げた組織で、国際派診断士としてJICA、JETRO等の国際機関に多数の専門家を派遣して国際ビジネスに携わっております。一方、公的なコンサルタントである中小企業診断士の集団として活動しており、それぞれの分野で高い専門性を持つ専門家や、商工会議所等の公的支援機関との強いネットワークを有していることが特徴で、多くの事業者様とのつながりを持っています。
その特徴を生かして、より幅広く国際ビジネスに取り組むため、弊社では専門分野別に複数のタスクフォース(TF)を組織し、多様な事業者様からのご相談をお受けする体制をとっています。コロナ禍を経て迎える新たな時代の要請に対応するため、この1年間でTFの活動の強化に努めてまいりました。2023年4月現在で、「ものづくり」「観光ビジネス」「海外展開支援」「国際ビジネス」「食農」「研修事業」「DX」の7つのTFが活動を行っており、それぞれが柔軟に連携することで、事業者様の多様な課題に対応していくことを目指しています。
わが国では、輸出、海外進出、外国人材活用等、事業者様の国際ビジネス支援策が充実しています。中小企業診断士として、国や自治体の支援策をしっかりと踏まえ、事業者様が、それぞれの目的に向かって効果的に国際ビジネス戦略を進めていけるような、専門性と柔軟性を兼ね備えたコンサルティングサービスを目指してまいる所存です。引き続き、ご支援、ご鞭撻をいただければと存じます。
代表取締役社長 永吉 和雄
SECURITY ACTION自己宣言事業者は、
https://security-shien.ipa.go.jp/security/search/
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