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中小企業の海外展開に潜む「溝」とは?
今年は世界的なインフレの蔓延、対策としての利上げによる急激な円安基調にあり、改めて海外市場開拓を検討する必要性を感じていらっしゃる企業様も多いと思います。
国は、海外展開のフェーズ毎に、様々な支援策を用意していますが、いざ実際に使おうとすると、思わぬ困難に遭遇して苦心される企業様も少なくないと思います。このようなお悩みにお答えしたいと思います。
- 国の支援策の概要
- どこに見えない「溝」があるのか
- 「溝」に落ちないための対応策は
1.国の支援策の概要
出典:「2022年版中小企業海外展開支援施策集(関東版)」(関東経済産業局)P2
(https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/kaigai_tenkai/data/2022sesakusyuu.pdf)
(2022年11月23日に利用)
2.どこに見えない「溝」があるのか
- 自社にとって最適な支援策を見つけるのが難しい
ステップ毎に様々な支援策が用意されていますが、類似の施策の違いが分かりにくく、自社に最適な支援策を選択するのが非常に難しいです。 - 部分最適化になりがち
海外展開の各ステップの支援策でアサインされるコーディネータやパートナーに、短時間の打ち合わせや書面で自社や事業内容を理解してもらうのには限界があります。それぞれのステップでの部分最適解になりがちで、結果として各支援策の間に「溝」ができてしまいます。 - 業種に詳しいコーディネータや専門家が少ない
アサインされるコーディネータやパートナーの多くが、エントリーモード(海外展開の方法)や各国の法制度、地域や国の市場に関する専門家で、業種に詳しい専門家は少ないです。業種によっては各国の法制度への対処が必要になり、国によってまちまちであるため認可の取得にノウハウが求められます。
3.「溝」に落ちないための対応策は
では、「溝」にはまってスタックしないためにはどうしたらいいのでしょうか。
事業計画トータル、全体最適の視点に立って、各施策を組み合わせて活用することが有効です。ここは、中小企業診断士の出番であると考えます。
国の支援策の実施を支援し、その「溝」を埋めるのが我々の役割です。
まとめ:「溝」を乗り越えて海外事業で成果を上げましょう。
WBAは、国際派中小企業診断士を中心としたプロフェッショナル集団です。
中小企業診断士の基本機能として、経営診断、経営戦略立案、海外展開の計画立案・実施支援まで、トータルでサポートします。更に、世界各国で様々な業種の海外展開に携わったメンバーや、JICAのODA等に携わったメンバーが揃っているのが他社には無い大きな強みです。
ぜひ、我々WBAにご相談下さい。
国際ビジネスTF 杉村