日本のGDPを引き上げるためには中小企業の生産性を向上させる必要があると言われております。中小企業でも古くから生産性の向上に向けて5Sを入口に改善活動が展開されてきておりますが未だに大企業の生産性との間には開きがあります。
生産の仕組みや生産現場の改善が企業の付加価値の向上に寄与するためには、それらの活動が表面的で単発的な現場改善ではなく、付加価値産出の過程に関連付けられた活動でなければなりません。
生産性の高い工場とは単に単位時間あたりの生産量が多い工場のことではなく、時間、資材、人材などの資源の投入にムダがない工場のことです。これらのムダは人の動き、設備の稼働状況、作業やプロセスの安定性や要素技術の使いこなしなどによって増えたり減ったりします。
また、生産性の高い工場は一朝一夕で実現できるものではなく、工場の生産管理活動を構成する管理活動や機能について順を追って段階的に強化・整備してゆく必要があります。生産性向上に向けた取り組みはその過程で品質の向上、納期（生産期間）の短縮、歩留りの向上、廃棄物の削減、電力・用役の使用量の削減などを通じてコストの削減にも寄与します。

WBAでは中小企業診断士や実務経験豊富な企業OBが経営管理、財務、技術、生産などあらゆる切り口から企業診断を行い、クライアントの状況や要望に沿った提案を行います。

WBAではものづくりタスクフォースで納期を守ることのできる体制や設備の能力をフルに活用する体制の構築を支援し、その後、当社のIoT/AIタスクフォースと連携を行うことによりIoT/AI技術やロボットを活用したスマート工場の実現に向けた支援を行うことができます。また、逆にIoT/AI技術を活用して生産現場の状況をリアルタイムで把握し工程管理や設備保全の最適化を小さな負担で迅速に行うこともできます。

提供サービス

• 生産性・品質改善のための診断・助言サービス

  国内外で実績のあるコンサルティング技術とIoTやARなどの最新のコミュニケーション/情報収集技術の相乗効果により世界中のクライアントに質の高い診断・助言サービスを提供します。「カイゼン」をはじめ日本の生産系コンサルタントの活動は現場での活動を重視し、現場の観察や現場でのデータ収集は大前提となっているため海外の企業や工場との距離が障壁となって日本の生産系コンサルタントのサービスを受けられない企業や工場も少なくありません。
  弊社のものづくりタスクフォースは最新のコミュニケーション/情報収集技術を活用してこの障壁を乗り越えるとともに高い専門性を持つコンサルタントとの相乗効果によりリモート環境下でもクライアントのニーズに適合した新たなサービスを提供します。
  
  

• 生産システム・現場作業の改善サービス

  実務経験の豊富な技術者や中小企業診断士が生産システムへの提案から現場作業の改善まで製造業のあらゆる場面について診断から助言・提言までクライアントの実情に適した一貫したサービスを提供します。

• 自立可能な人材育成サービス

  コンサルティングの成果は一過性のものであってはならないという認識のもと、診断の結果に基づくクライアント自身による課題解決のための活動を支援し、課題解決のノウハウがクライアントに定着することを目指します。必要に応じて研修などを通じてクライアント自身が活動できるための必要な知識を提供します。

スキルアップ

製造業での実体験を背景に持つ技術者、中小企業診断士を集めています。多様な専門分野での知識や経験をメンバー間で共有し、プロジェクトの経過や成果をフィードバック、検討することによって常に視野を広げ、1つの視点、1つの方法論に依存しない柔軟で実効性のある提案、サービスを提供します。

専門家集団

ものづくりの現場は多様です。規模、設備、要素技術など実に多様です。ものづくりに携わる人々は多様なものづくりの現場でたくさんの失敗と工夫を重ねながら日々起きる問題の解決、革新に向けた挑戦を続けています。積み重ねた失敗や工夫は多ければ多いほど推察の根拠、対策の選択肢、着想のヒントなど挑戦者の糧となり次の挑戦の成果は実りの多いものになります。WBAのものづくりタスクフォースには多様な企業で豊富な経験を積んだ企業OB、中小企業診断士が集まっており、知識や経験の共有、研鑽を行いながら専門家集団として活動を展開しております。

実績

実施年	案件名	受注先
2008年	インドネシア国中小企業人材育成支援プロジェクト生産管理実習	国際協力機構(JICA)
2008年	インドネシア国中小企業人材育成支援プロジェクト (生産管理総合実習3、生産総合実習2)	国際協力機構(JICA)
2008年	インドネシア国中小企業人材育成支援プロジェクト生産管理実習	国際協力機構(JICA)
2010年	カンボジア国生産性向上に重点を置いたパイロット中小企業支援プロジェクト	国際協力機構(JICA)
2008,2009年	経済産業省・アジア生産性向上事業専門家派遣(MCSPプロジェクト）	日本生産性本部
2014年	パキスタン国自動車部品製造業技術移転プロジェクト詳細計画策定調査 （工場運営・管理）	国際協力機構(JICA)
2012-2014年	パキスタン国自動車産業振興アドバイザー業務	国際協力機構(JICA)
2014年	モンゴル日本人材開発センター・ビジネス人材育成プロジェクト、生産管理	国際協力機構(JICA)
2015年	セネガル国職業訓練分野に係る情報収集・確認調査（５Ｓカイゼン活動）	国際協力機構(JICA)
2016年	南アフリカ・Artisan（熟練工）支援に係る基礎情報収集・確認調査	国際協力機構(JICA)
2017年	南アフリカ共和国包括的アーティサン（熟練工）育成推進プロジェクト 詳細計画策定調査（電気電子メカトロニクス）	国際協力機構 (JICA)
2017年	南アフリカ共和国包括的アーティサン（熟練工）育成推進プロジェクト 詳細計画策定調査（自動車整備）	国際協力機構 (JICA)
2012年	イラン国中小企業生産性向上（品質向上指導）（生産性向上指導）	国際協力機構(JICA)
2013年	イラン国中小企業生産性向上フォローアップ協力（生産性向上指導）	国際協力機構(JICA)
2017年	イラン自動車産業育成支援事業	日本貿易振興機構 (JETRO)
2016年	自動車産業振興アドバイザー業務(Ⅱ)第2年次(自動車産業振興)	国際協力機構(JICA)
2017年	ROTOBO「経済産業省新市場進出等支援事業 ロシア企業生産性診断及びカイゼン指導事業事前調査」	日本生産性本部
2017年	経産省委託新市場進出支援事業 生産性診断及び改善指導事業	日本生産性本部
2018年	経産省委託ロシア企業新市場進出支援事業 生産性診断及び改善指導事業	日本生産性本部
2018年	ロシア地域貿易投資促進事業 「ロシアタタルスタン生産性向上セミナー」	ロシアNIS貿易会(ROTOBO)
2018年	ロシア地域貿易投資促進事業 「サマーラ州及びモスクワ州デジタル生産性向上セミナー｣	ロシアNIS貿易会(ROTOBO)
2018年	対ロシア技術支援日本センター巡回講座/訪日研修事業 「カイゼン(製造業)(シベリア地区）」	外務省
2018年	ロシア地域貿易投資促進事業 「カルーガ及びエカテリンブルグ生産性向上セミナー」	ロシアNIS貿易会(ROTOBO)
2009年	対ロシア技術支援OJT研修事業　自動車産業（欧露部）	外務省
2009年	対ロシア技術支援OJT研修事業　食品産業（欧露部）	外務省
2010年	対ロシア技術支援OJT研修事業「品質・生産性向上（欧露部）」	外務省
2012年	平成24年度対ロシア技術支援日本ｾﾝﾀｰ巡回講座/訪日研修及びOJT研修事業 「製薬業(欧露部)」	外務省
2008年	キューバ国統合品質管理・生産管理	国際協力機構(JICA)
2010-2012年	メキシコ国バハ･カリフォルニア州マキラドーラ地域における 電気製品産業人材育成プロジェクト専門家派遣(官民連携) (統括／産業人材育成)(生産管理(電子・電気産業))	国際協力機構(JICA)
2012-2014年	メキシコ国自動車産業基盤強化プロジェクト（プラスチック射出成形技術）	国際協力機構(JICA)
2015年	2015年度進出国ビジネス拡大支援事業 メキシコ自動車部品分野専門家派遣	日本貿易振興機構(JETRO)
2016年	メキシコにおける日系自動車部品企業のサプライヤー開拓に関する調査	日本貿易振興機構(JETRO)
2016年	自動車産業クラスター振興プロジェクト　 詳細計画策定調査(自動車産業クラスター)	国際協力機構(JICA)
2017年	メキシコ国自動車産業クラスター振興プロジェクト詳細計画策定調査 (有望企業調査)	国際協力機構(JICA)
2018年	メキシコ国自動車産業クラスター振興プロジェクト	国際協力機構(JICA)